☆リレー小話関係

青りんごの憂鬱 (@リレー中オリジナル小話)

『青りんごの憂鬱』一番初めはこちら
走者随時募集中です!

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 静か過ぎる程の藍色の世界の中、それを砕くように鳴ったのは携帯のバイブ。
 鮮やかな色で激しく点滅を繰り返す光達を、女は異端のモノでも見るかのように凝視していた。瞬き一つなく。身動きもせず。

息を吐き出すと、冷たかった。

(ああ、死んでるな)
(あたし今、死んでる)

笑う。
バカみたいだ。
青りんごの分際で死を語るなど、身の程を弁えないにも程があるだろうに。


 五月蝿く鳴り続けるバイブ音は止む気配を見せない。美しいはずの光源はしかし、この世界には不似合い過ぎて。不協和音の一番底に沈む音は、時を刻む速度よりも遅い、心のそれ。


瞬きを、仕掛けて――
(ダメ、だ)
この指を、伸ばし掛けて――
(ダメだダメだダメだダメだダメだダメだダメだ)

狂ったように全てを掻きむしる。

吐き気が。
眩暈が。
爪跡が。
心地の良い調べを奏でていた全てが、罅割れて今にも崩れそうだった。


(鏡がなければ綺麗に笑えない)
(あたしはまだ、リンゴじゃない)
(あたしはアタシじゃない)
(アタシじゃなければ、ここに居るしかないのに)


おねがいだからこわさないで

 (壊されるのが嫌なら、お前が壊れてしまえばいいじゃない)

あたしのせかいをうばわないで

 (そんなもの、初めからどこにも在りはしなかった)

あたしはアナタにはなれないもの

 (お前はいつも、アタシを嫌ってたから)


「“あたし”
     を認めないお前なんて嫌いだ」」
「“アタシ”



 唐突に泣きやんだ機械にびくりと身体を震わせてから。女はか細く息を吐き出して睫毛を伏せた。舞い戻ってきた静寂が、早速と侵食を始めている。

壊された世界を、抉られた場所を塞ぐかのように
この世界で唯一の、愛しい主の頬を撫でて
かさついてひび割れた、その唇にキスをして

 女は息一つせずに眠りについた。

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うぬぬぬぬ orz (リレー企画)

一応…昨夜絵チャ場にいらした方にはお話した、リレー案:青りんごのお話
書いてみまし、た……が……(次記事参照)

なんじゃこりゃー

……( ´・ω・`)にょろーん

ある意味すごく私らしいというか…かんっぜんに私色の小話になりましたね
これ、バトン受け取ってくれる人…いるの、か……?(汗)
特に、男性には難しい感じが……

あ、それで。
今少し悩んでいるのですが……
企画名は「リレー小説」ということですので
以前お知らせに上げた感じだと
「皆でリレーして1つを完走する」感じではなく
一つの種イモから各々が多方向に、自由につるを伸ばして
それぞれで実をならしていく、という感じで…
「リレー」とはまた少し違うニュアンスになってしまうのでは、という指摘を頂きました
…うん、確かにな……;;
ちゃんと「リレー小説」とするならやはり、きっちりとルールを作る必要がありますよね
続きを書く人が被るといけないので走者の順も決めた方が良いですし…
でもそれだと、当然自由性がかなり縛られてしまい
書きたいように書けない方が出てくる可能性が。。
――そう思っての芋づる式思考に行ってしまったわけですが……(-- ;)

今回は初の試みなので、最初から全部上手くいくとは思っていません
でも、折角やるのであれば…参加希望者様のご意見も、出来るだけ伺いたい
個人的にはどっちも面白そうではあるんです
極端、両方してもいいし、どちらかに決めようというのでなくても良い

とりあえず。。。

青りんごでいけそうですか? orz ←ここ大事。

(なんかこれは無理かもしんない……もっと明るい話の感じのが良いのかな
つーか基本的に方向性が万人ウケでない俺の作風…(爆)←駄目トップバッターw

あの…本当に、無理だけはしないで参加して欲しいです…orz orz orz
なんか…うん……駆け出しを見た上で「やります!」な人がいるかどうかを見てから
どうするか正式に決める方向で…うん……

何か違うお話も、考えてみます。(p_q*)

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青りんごの憂鬱 (リレー企画用小話…案?;;)

鏡は何一つ、本当を映し出しはしない

そこにあるのはいつだって、

誰もが羨む完璧で美しい微笑みだけ――

(鏡よ鏡、貴方を割ったら “本当”は出てくるの?)



『青りんごの憂鬱』

 瞬きを3回、駒鳥のように。長い睫毛が小さく音を立てて上下する。それは、自分にかける魔法の合図。

にこり、と鏡の中のオンナに笑いかける。

さぁ、これで。
オサトウとハチミツでおめかしをした、甘くとろけるリンゴのできあがり。

(誰も喜びはしない)
(誰も幸せにはなれない)
(甘くて不味い、毒リンゴ)
(それが、あたし――)

私は青りんごだから。
火照った赤も、汚れのない白も、本当は似合わない。

だからあえて身にまとって。

白雪姫が食べてしまった艶やかなリンゴのように。
あるいは儚い白雪姫自身のように。
醜くい程に、美しく振る舞ってみせる。

(だあれも、わからないわ)
(わかるはずがない)

 鏡の中のオンナの指に、鏡越しに重ねる。触れた指先は、もう温度など失ってしまった。冷たい浸食が、更に腕をかじって全身へと広がっていくのが痛みでわかる。鏡は氷で出来ているのだから、触ってはいけないのだと教えてくれたのは誰であったか――。

「お前はだれ?」
「どうしてそこにいるの?」

 淡々と、しかし苛立ちを隠すこともせず、オンナは鏡に爪を立てた。キィ、と嫌な音で鏡が鳴いたが、オンナに気にした様子は全く見えない。

「答えろ。お前はだれだ」

(わからないのか?)
(――わかるはずない)
(お前はアタシだ)
(そんなの信じない)

リンゴは赤く塗るモノだと誰も疑わないのに。
白雪姫が食べるのは赤いリンゴだと決まっているのに。



鏡よ鏡、貴方には見えるのだろうか

(世界で一番美しいのは、)

そのオンナの“本当”が

(本当に 白雪姫?)

ニセの毒リンゴだということが――

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リセちゃん

梅さん

なぎ

リセちゃん


(随時更新いたします。数が増えてきたら、まとめ方を少し考えよう…^^;)

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リレー小説企画思案中

Cocolog_oekaki_2011_03_29_11_41
ライト姉さん。

昨日うpした「満月の夜」の小話に、まほろばさんが続きを少しつけて下さいました!
ああいうの、すごく面白いですよね!
今までコメント欄にあんな形で書き込みしてくれる人っていなかったから新鮮で…
「私だけの世界」じゃなくなったことも、嬉しかったです^^
読者参加型のスタイルが出来そうで、何かやる気になった凪めでございます。むんっ

そういえば昔、小学生の時の国語の授業で「リレー物語り」なる回があり
班内でぐるぐる回して、皆で作品を作るというものがありました
私発端のお話は「かかか物語り」という、蚊が主人公のお話だったような…ww
…蚊が主人公とか、昔から愉快な脳味噌を持っていたのですね、私はw
その後も仲の良かった友達数名と、リレーでファンタジー書いたり…
今思うとアレかなり長編の大作になった記憶が――^^; 今からでは考えられないな

あんな大がかりなことをしようとはまだ思いませんが
近いモノを、やりたいと考えています
まぁ…具体的にどんなお話にしようとかは全然頭にありませんけど
例えば純粋に続きだとか、もしくはお話の少し前やずっと昔
はたまた第3者視点から見たもの、続きでも、ずっと未来の話――など
或いは小話を読んで連想されたものを、更に別のお話として書くとかも良いですね
特に縛りはなく、「ほんの少しでも繋がっている」ものを
「書きたい!」と思った方に自由に書いていただくのはどうでしょうか……なんて
このような辺鄙な地に足を運んで下さる読者様の中には
幸い私なんかよりも素晴らしき書き手様がいらっしゃいますし……( *´艸`)ふふ
もしよろしければその際には、是非参加して下さると嬉しく思います!
勿論、ふらっと立ち寄っただけの方や日頃書かない方でも大歓迎ですww

…と、思いつくままにメモメモ。。。φ(・ω・ )メモメモ
ご意見や「こんなのやったらいいんじゃね!?」な案ありましたらコメント下さいませ!

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